ワークショップ

ワークショップ · 12日 1月 2022
大きな和紙
神奈川県の草木工房で3年間、和紙の教室を担当させていただきました。草木工房は、草木染めを命名した山崎和樹氏の工房で、これまでの知見を踏まえた草木愛にあふれる草木染めの工房です。和樹先生は、祖父斌氏による月明紙に再び取り組みたい思いから、20数年前にアシスタントとしてご縁のあったことや、檜原村で紫根栽培に取り組んでいたことからご相談を頂き、実現しました。年間スケジュールをたて、楮原木の刈り取り、むす、皮をはぐ、煮る、チリより、叩く、紙漉き、紙ほしから楮繊維の草木染め、和紙アート、和綴じ、一閑張り、張り子、和紙あかり、そして大きな和紙など和紙の可能性を追求したワークショップでした。私も生徒さんから大きな刺激を受け、草木染め和紙をライフワークにしていきたいと考えています。
ワークショップ · 09日 10月 2021
檜原村の紙漉き工房
東京檜原村に工房を構えて8ヶ月。気持ちの良い季節になり、檜原村の空気を満喫しながら紙漉きに打ち込んでいます。
ワークショップ · 02日 11月 2020
卒園証書WSのご感想(K様)
本日はやまっこかわっこで、 素晴らしい体験を させていただきまして、 ありがとうございました。 子供たちが真剣に皮を剥いだり、 水をすくったり、 草花を配置したり、 そんな姿を見ているだけで、 心がほっこりする一日となりました。 本当に便利すぎる今の生活。 毎日毎日、電気や水も含めて 消費する一方の生活の中で、 自然の中で自分の手から 何かを生み出す経験を させていただけたことを 心からありがたく感じております。 子供たちが紙の水を拭き取りながら、 「もういいかな〜?」とたずねると、 先生が見て触って確認して 「もう少しかな…!」と 答えている姿を見て、 人の肌、感覚、経験で 培ってきたものを 直接に教えていただけて ありがたいなぁ…と強く感じました。 今日感じた思いを忘れないように、 今日すいた和紙を 日常見える場所に飾ったり 使ったりしていきたいなと思ってます。 どのようにして残そうか、 今からワクワクしています。 なんでも機械化が進み、 量産、効率が求められる 世の中ですが、 昔から日本に伝わる伝統技術を 守られている姿にも 深く感銘を受けました。
ワークショップ · 01日 11月 2020
紙料のむ猫
大雨やコロナの状況で延期になっていた卒園証書のワークショップがようやく開催されました。 やまっこかわっこでは今年も幼児園で育てたお米のもみ殻を入れた和紙を漉きました。 園の猫ちゃんは腎臓の病気で喉が渇くらしく、度々楮と目の前の小川の水少々と檜原村の水、トロロアオイの入った紙料を飲みに来ていました。やまっこかわっこでのWSは今回で3回目でしたが、初めての経験! 大丈夫かなと思いましたが、すべて自然素材なので猫ちゃんに安全を証明してもらった出来事でした…。
ワークショップ · 15日 1月 2020
一昨年から20年来の知人である田村正師匠の小学校紙漉き体験に同行している。田村師匠は出張教室による小学校の紙漉き体験を始めた先駆者で、これまで2万人以上の子どもたちに流し漉きの紙漉きを指導した。写真は、世田谷区内の小学校でのワークショップ。座学では、和紙の歴史を手書きの地図、パネル、実物資料等で説明し、子どもたちや先生方を引き込む。実技では、2時間で楮の表皮とり、塵より、楮叩き、紙漉きを班ごとに体験していく。最後に師匠への質問を班ごとにまとめ、黒板に貼りだした質問に師匠が答えていく。下校時、圧搾した紙床から湿紙をはがして、教室のテーブルに貼って紙干しを見学し終了する。 学校という子どもたちの日常空間の中で師匠による厳しめの授業は、鳥肌が立つ部分があるようで皆緊張しながらも楽しく学んでいる姿が本当に印象的である。現在、墨田区、世田谷区、小平市、東大和市などで実施されているが、材料実費のみで体験できるこのワークショップは、他の学校でもおすすめしたい。文化庁の芸術家派遣制度を利用している。紙漉き体験は、あきる野ふるさと工房でも実施している。現地の空気、環境を知ることも重要な学びとなるだろう。
ワークショップ · 21日 2月 2019
埼玉県毛呂山町にてI様別邸の天井紙を漉くワークショップをしました。I様は、楮の刈り取り、楮かしき(蒸す)、表皮とり、チリより、手打ち、紙すき、紙干しまで4日間かけて制作に打ち込みました。天井紙にする他、花器や照明用にも使ってみたいというご要望で厚手から薄手まで漉き上げました。楮かしきや表皮とりでは知人も参加され、熱心に取り組んでいました。この日は小春日和で、日中暖かく、野外での紙すきが毛呂山の自然に溶け込んでステキな風景でした。
ワークショップ · 03日 11月 2018
国分寺市にお住まいのN様邸襖紙と障子紙の張替えをさせて頂きました。リフォーム後の障子はきれいに洗われて、すぐに張れる状態。N様の旦那様と和紙のカットから刷毛で張る作業を午前中一杯かけて行いました。午後は、襖紙へ。奥様に和紙の配置をデザインして頂き、その後引手の位置を確認しながら変更し、再度確認変更しながら張り終えることができました。途中自作の小麦粉のりがなくなり、急ぎ作って頂きながら作業は進んでいきました。辺りはすっかり暗くなり、障子2枚と襖2枚の張替えワークショップは無事に終了しました。お疲れさまでした!
ワークショップ · 09日 10月 2018
今年もアミーゴ秋まつりに参加させていただきました。和紙あかりが特に人気でお客様の熱に圧倒された二日間でした。用意した58個のグラスは終了1~2時間前に完売し、昼食をとる時間もないほどでした。他にも和紙染め、和紙マグネット、和紙バッチを同時進行し、117名のお客様に体験していただきました。ありがとうございました。お手伝い頂いた佐々木さん、今井さんもお疲れ様でした。 紙すきを500円で体験できますと言っても関心が薄いのですが、和紙あかりだとこんなにも反応がよく熱中することに驚きました。 次回のイベントは11月18日の明光寺もみじまつり(狭山市)です。紅葉の美しい明光寺境内で開催されます。できれば、もみじを漉きこんだ和紙あかりにと思います。ご興味がありましたら是非いらしてくださいね。
ワークショップ · 25日 8月 2018
町田市立博物館の2階講堂で紙すきのワークショップを2回開催しました。定員10名、午前午後で2回。当日欠席者が1~2名ありましたが、博物館での紙すきは皆さんの知的好奇心全開でとても楽しかったです。町田に原料の楮がある話をして、そういう視点でも興味をもって下さっていました。写真はチリよりをしている様子。この後、叩いて紙すきします。今回のワークショップでは、和紙をちぎって貼るマグネットづくりもしました。漉いたはがきを乾かしている間にできて、好評でした。2階の講堂はカーペットのため、前日の準備は大変だったかと思います。職員の皆様、ありがとうございました。
ワークショップ · 22日 8月 2018
8月のワークショップで一番印象に残るのは国宝・重要文化財小林家住宅です。東京都檜原村の標高700m付近にある小林家は檜原村の中でもかなり山深い、山の中腹にあります。今年から入った檜原村地域協力隊の小川さんと一緒に今回の企画を練り8月5日と22日に実施しました。小林家でのイベントは年数回あるそうですが、まず物資の運搬が大変です。小林家に行く場合、モノレール乗り場の駐車場で車を停め、その後はモノレールで15分くらい山を登ります。写真は福祉モノレールで人と物を運んでいる様子です。傾斜45度、体感でほぼ直角のところもあり、かなりスリリングです。ロープをかけましたが途中でジャガイモ(昼食のうどん用)が落ちそうなところもあり面白すぎます。ちなみに観光モノレールは8人乗りでヘルメットをかぶるため、より安全です。紙すきはうちわとはがき漉き。盛沢山で、皆さん笑顔で良かったです。昼食のうどんは手打ちで小林家の竈で茹でます。楮はその灰で煮ました。

さらに表示する