トロロアオイ

トロロアオイ · 21日 10月 2022
トロロアオイの種
和紙に使う大事なトロロアオイの種から、何粒の種が取れるのか。形状は? 実は、一つの実から様々な種が取れる。丸く膨らんで黒々した種、白っぽくなって少し小さい種。平均、50粒と思っているが、試しに実毎に小皿に入れてみた。ある皿は72粒、またある皿は39粒など実は様々だ。昔、あきる野ふるさと工房でトロロアオイの種でかりん糖を作ったことがあった。奇想天外な発想だったが、今商品化されているだろうか。私だったら、トロロアオイの種を漉きこんだ和紙を作って、みんなに配りたいなと夢想する。花オクラとも呼ばれるトロロアオイは、とろみのある花が美味しい。どこかで食していただきたい一品です。
トロロアオイ · 24日 12月 2020
間に合わなかったトロの収穫
例年11月17日前後にトロロアオイの収穫をしていたが、今年はこの時期に色々と重なり、トロロアオイのお世話が後回しになってしまいました(涙)。12月から養沢は朝晩の冷え込みが厳しく、畑の中が凍っていました(-_-;)これには私も凍り付き、焦りましたが後の祭です。畑を見た瞬間に精気を失ったトロロアオイが亡霊のように佇み、それでも表土をスコップで掘ると5センチ下は凍っていて掘り進むことができませんでした。…春になって、温かくなり凍結した土が融けると同時に根は腐ると予想され、絶望の淵に。でも自宅の冷凍庫には去年のトロがまだ大量になるので、不足はないが無念千万には違いない。 11月18日の初収穫では、全体の1/4しか進まず、今年最後の収穫になろうとは、、、。 ご近所の方からは「一斉清掃の頃まで(11月27日くらい)までには畑は終わりにしないとね!」とご助言をいただき、適切なコメントに完全にノックアウト。今年の収穫を断念しました(´;ω;`)  ちなみに、畑には石がごろごろしていますが、今年試みた直播の根は真っ直ぐに伸びて、栽培方法に手ごたえを感じた年でもありました。
トロロアオイ · 19日 4月 2020
長引く自粛生活の中、自然は今年も変わらず淡々と進み新緑の季節を迎えている。八重桜が満開だ。ということは、トロロアオイの種を蒔く時期。今年はポット蒔き→トロロアオイ苗を移植という方法を変え、トロロアオイの種を直播しようと考えていた。今、その種を蒔く時期。5月までには蒔きたいが、とにかく8割の接触をさけ、できることをやれたらと思う。 そもそも紙漉きは、大きな工場はともかく個人自営業者にとっては、孤独な仕事だ。その孤独な時間を楽しむことができる仕事だし、やれることはたくさんありコツコツと今できることをやろう。
トロロアオイ · 29日 5月 2019
縫製でお世話になっている榧の木さんから、「トロロアオイの生産の9割を占める茨城で後継者不足で作付けをやめる動きがある」と聞きました。そして、20年近く前に、和紙文化研究会の研修旅行で茨城県の小川町でトロロアオイを栽培している畑の見学したことを思い出しました。フカフカの畑に太いトロロアオイが果てしなく植えられていたように記憶しています。 今年の3月5日に全国手すき和紙連合会から「ネリ供給停止予告に伴う緊急調査について」のFAXがありました。これによれば、3~5年で作付け中止になる旨、全和連で産地訪問するとのこと。私は自家栽培しているので、心配ありませんが和紙の生産地ではかなり焦っているように感じました。私見では、明治以降分業化、大型化が進んだ手すき和紙業界も、高齢化や不採算化をかかえ、それぞれの産地で小規模ながら生産していく方向性にある程度変わっていくのではないかと思います。または、トロロアオイに代わるいわゆる化学ネリと呼ばれているものもあるので、トロロアオイはますます使われなくなっていくのかもしれません。私にとっては、和紙を漉くときに必ず必要なトロロアオイ、今年も元気に育ってほしいな
トロロアオイ · 11日 3月 2019
雨上がりの畑仕事は気持ちの良いものでした。
トロロアオイ · 28日 11月 2018
トロロアオイを育ててもらった檜原村の友人の畑で一部に根こぶ病が発生した。原因を調査中。根こぶ病のあるトロは、土が落としづらいことと粘り気も弱いように思う。
トロロアオイ · 11日 11月 2018
午前中、檜原村で仕事を終え寄り道しながら午後、養沢のトロロアオイ畑に立ち寄った。去年は11月17日に収穫したが、ちょっと掘ってみようと思い立ち10本くらい収穫した。あまり覚えていないが、去年よりも小ぶりなような気がした。畑の下にある養沢川で泥を落とし、根を木槌で半殺しして保存袋に入れた。自宅にある冷凍庫で冷凍保存する。帰って冷凍庫にある去年のトロロアオイを見てみるとまだ10袋以上あった。これは来年以降、使用する分となる。余ったら、販売しようかなと思う…。
トロロアオイ · 17日 8月 2018
養沢にあるトロロアオイ、1か月半ぶりに行ってみると葉はこんもり茂り、大輪の花を咲かせていました!この酷暑を元気に乗り切ってくれたことに感謝…。でも、和紙に使うネリとしてはこれではダメダメなので、膝丈まで鎌でバッサリと切り落とし、花芽をすべて摘み取りました。施肥そして土寄せ。根っこの部分が少しでも多くなるように汗をかきました。この日はとても涼しく過ごしやすい日で畑仕事も捗りました。
トロロアオイ · 13日 6月 2018
梅雨前でしたが雨の中、やっとこトロロアオイの苗を養沢の畑に移植しました。今年は冬に実家である牧場の堆肥を大量に入れたせいか、土が柔らかくなってきました。今年はどんな風に育つかな。楽しみです。
トロロアオイ · 03日 6月 2018
5月末、やっと養沢の畑の草刈りに行きました。草丈は地主様との約束の膝下を有に超え腿当たりまで。まずい事態です。雨予報を吹き飛ばし、2時間の草刈りで何とか地面が見えてきました。 11月に収穫して約半年ぶりの畑仕事…。冬に堆肥を撒いたり、たまには畑の様子をみたりしているうちに、4月の展覧会で予想以上のインパクトがあり、畑仕事が後手後手に…。5月もいろいろあり、やっとトロロアオイ移植の準備を始めているところです。

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